ナイチンゲールの誓いとは

『ナイチンゲール誓詞』について調べてみた。

看護師に必要なことの塊

看護学校戴帽式の時に必ず暗唱させられるのが、『ナイチンゲール誓詞』である。
ナイチンゲール誓詞には、看護師がすべき事としてはならない事が書かれており、実習に出る前にこれを誓わなければならないのだ。

まず最初に、看護の仕事を誠実かつ忠実に行う事について書かれている。患者の命を預かる医師や看護師にとって、仕事に対して誠実であることは最も大切な事だろう。また、医師な指示に忠実に従う事も、患者の生命を守るのに大切である。
次に書かれているのは、患者さんにとって害のあることをしない、勧めないということだ。たくさんの薬を扱う仕事であるため、これらの薬がどのような薬効があるか、どのような副作用があるのか、薬の組み合わせなどの確かな知識を基に与薬し、害を絶たなければならないことを示唆しているのだ。
三つ目は自分の看護技術を常に高める努力をすること。医術の進歩と共に看護技術も進化しているため、常に勉強して向上していく必要があるのだ。
四つ目は看護業務において知りえた個人情報を決して口外しないこと。これはまさに個人情報保護法に関わることで、例え同じ病院の職員であっても患者の個人情報は話してはならないのだ。情報の共有と情報の漏洩は違うという事を理解する必要があるだろう。
最後は、医師を助けて患者さんのために身を捧げることを誓って締めくくられる。

つまり、ナイチンゲール誓詞に書かれていることを受け入れることができることが、看護師の適性なのだ。これらができないという人には、看護師としての適性が無いと言える。
適正についてもっと詳しく知りたい人は、【あなたはもっている?看護師の適性チェック】というサイトに詳しく書かれているので参考にすると良いだろう。